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パリ協定遵守でも北極海の氷は夏季に消滅!?

英エクセター大学のチームが科学誌ネイチャー・クライメト・チェンジに発表した研究によると、2015年に約200カ国が同意した地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」が遵守されたとしても、今世紀中には夏季に北極の海氷が消滅する可能性がある。

パリ協定では、産業革命以前と比べた世界の平均気温の上昇を2度以下、できれば1.5度以下に抑制することが定められた。

エクセター大学のジェームズ・スクリーン氏とダニエル・ウィリアムソン氏は「北極の全海氷の消滅を防ぐには、2度の目標では不十分な可能性がある」と述べた。

研究は統計を分析したもので、気温が2度上昇すると北極海の海氷が夏季にすべて消滅する確率は39%と予想。一方、上昇が1.5℃ならほぼ確実に海氷が残る見込みとしている。

さらに、各政府が現状を上回る温暖化ガス排出削減に踏み切らなければ、夏季の北極の海氷消滅の確率は73%と推定されるという。研究は、現状では気温が3度上昇すると予想している。

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