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マングローブ林、7400ヘクタールが枯死 史上最大規模

オーストラリア北部のカーペンタリア湾で昨年、およそ7400ヘクタールに及ぶマングローブ林が枯れて死んだことが分かった。地元大学の研究者らが発表した。気候が関連したマングローブ林の枯死(こし)としては記録に残っているなかで最大規模だという。

豪ジェームズ・クック大学の研究者らは、半乾燥地帯のカーペンタリア湾で航空機と衛星を使って上空からの調査を実施。海岸沿いの1000キロにわたって約7400ヘクタールのマングローブ林が、木が死ぬか葉を失うかする「立ち枯れ」状態になっていることを確認した。

その後、気象や気候の記録の分析を行い、原因が干ばつであるとの結論に達したという。

世界的に有名なマングローブ生態学者である同大のノーム・デューク氏は、今回の大規模な立ち枯れについて3つの要因を挙げる。

一つ目は、2011年から沿岸部で雨量が平均を下回り、2015~2016年は雨不足が特に深刻だったこと。二つ目は、一帯の気温が記録的な水準に達したこと。そして三つめの要因は、特に強いエルニーニョ現象が発生した際に海面が約20センチ低下し、一部のマングローブ林が離水してしまったことだ。

デューク氏は、こうした要因が重なって、気候に関連したマングローブ林の立ち枯れとしては過去最悪の例になったと指摘。「基本的に、干ばつによって死んだということだ」と述べている。

マングローブは生態学的に重要な役割を果たしている。陸地から流れ込む水を受け止め、フィルターのような働きをして海藻やサンゴを保護するほか、魚の繁殖地にもなり、さらに大気中の二酸化酸素(CO2)も大量に吸収している。

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