天ぷら油をリサイクルした燃料を使ってバスやごみ収集車を走らせている名古屋市が、今月上旬から回収拠点を3倍の30カ所に増やした。市では「捨てればごみだが、集めれば宝」として、今後も回収量を増やす方針だ。
名古屋市は昨年、天ぷら油を精製してつくる「バイオディーゼル燃料」で走る市バス2台とごみ収集車3台を配備。同燃料の原料となる天ぷら油は、スーパーなど市内10店舗を拠点にして回収した。昨年度は計5335リットルが集まり、バスとごみ収集車5台の燃料の14%をまかなった。天ぷら油は、燃料に作り替える際、精製業者に1リットル10円で売るため、その分の燃料代が安く済む。
市民には、家庭用の使用済み天ぷら油を冷やした後、500ミリリットルのペットボトルに入れてもらって集める。市資源化推進室によると、市民からは「油の処理は、牛乳パックに入れて紙で吸わせたり、凝固剤を入れたりと大変だったので、回収してもらえるのはありがたい」と好評だったことなどから、千種、東、守山区限定だった回収拠点を9月10日から、昭和、瑞穂、緑、名東、天白区にも広げている。







