DOE(米国エネルギー省)は、DOEの高度研究プロジェクト(ARPA-E: Advanced Research Projects Agency-Energy)のもと、60の最先端プロジェクトに対して1億5600万ドルを助成すると発表した。
新規に選定されたARPA-Eのプロジェクトはクリーン技術革新の加速に焦点をあてる一方で、レアアースの代替物質におけるアメリカの競争力強化や、バイオ燃料、熱貯蔵、グリッド制御、太陽光発電パワーエレクトロニクス注1といった技術分野でのブレークスルーをねらったもの。
対象となるプロジェクトは25の州に分布しており、大学関係が50%、小規模企業が23%、大企業が13%、国立研究所が12%、非営利団体が2%の割合を占めている。これまでにARPA-Eの助成を受けたプロジェクトは12分野180プロジェクトにのぼり、その合計額は5億2170万ドルになるという。
そのうちの10プロジェクトは「石油代替のための遺伝子操作植物(Plants Engineered to Replace Oil)」に関する新たな研究で、石油燃料コストに対抗できるよう国内に資源のあるタバコや松の木から現在の半分のコストでバイオ燃料をつくりだす技術を探求する。たとえば、フロリダ大学のゲーンズビルでは松の木から分離された天然のバイオ燃料液ターペンタインの生産を増やす予定でいる。このプロジェクト用に開発された松の木は、木の内部に貯蔵できるターペンタインの量を増やし、生産量を3%から20%に増加できるよう改良されているという。