国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)は11日、閉幕した。12年末で期限を迎える京都議定書の温室効果ガス削減義務期間を延長することを決定したほか、20年にすべての国が参加する新枠組みを発効させることを盛り込んだ工程表を採択し、閉幕した。日本は議定書の延長期間に参加せず、新枠組みまで自主的な対策を実施する。
議定書は延長され、その期間(第2約束期間)は13年から5年間か8年間。EUなどが引き続き削減義務を負う。削減目標を含めた議定書の改正は来年のCOP18で完成させる。議定書で削減が義務づけられた先進国のうち、離脱した米国と第2約束期間に参加しない日本などは法的削減目標のない「空白期間」に入る。
次期枠組みが発効するまで日本は自主的な目標を掲げ対策に取り組むことになる。原発事故を受けたエネルギー政策の見直しと一体で温暖化対策を再構築し思い切った対策で世界をリードする環境技術に磨きをかけることが課題だ。それが環境と経済の両立にもつながる。
日本は京都議定書の署名後も、温暖化ガス排出の多い石炭火力発電を増やし再生可能エネルギーの導入拡大を遅らせ、温暖化防止に対応したエネルギー政策を機敏にとらなかった。優れた環境技術を持つにもかかわらず太陽電池・バイオ燃料などの普及が欧州に比べて大きく遅れている。







