国際自然保護連合(IUCN)は4月9日、沿岸開発と、気候変動、伐採、農業等の要因により、マン
グローブの6種に1種以上が世界各地で絶滅の危機に瀕していることが、世界のマングローブ種
の保全状況に関する初の評価報告書で明らかになった、と発表した。
今回の評価の結果、評価対象となったマングローブ70種のうち11種(16%)がIUCNのレッドリス
ト(絶滅のおそれのある生物種のリスト)に記載されることになった。特に影響を受けているのは中
米の大西洋・太平洋沿岸で、40%ものマングローブ種が絶滅のおそれがあるとされている。
マングローブ林は、陸上と淡水と海洋の生態系をとりもつ役目を果たしており、少なくとも年間16億
ドル相当の生態系サービスを提供している。また、津波や浸食等から沿岸地域社会を守ると同時
に、大気中の炭素を隔離する能力も持つ。
「これらの種が失われる可能性があるということは、マングローブ林の破壊と開発が広がっている徴
候。マングローブは、多くの種を支える、最も重要な熱帯の生息地の1つを形成しており、それらが失
われると、ずっと広範囲の海洋や陸上の生物多様性に影響が及ぶ」と報告書の主執筆者ベス・ポリ
ドロ氏は話す。







