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福島議定書 取組広がる 参加2,696団体

 

福島県内の学校や事業所で、自主的に二酸化炭素(CO2)の排出削減計画を立てる「福島議定書」の取り組みが広がっている。

 

議定書による今年度の削減実績は前年度比約12倍の9万7542トン。参加団体は240増の2696となった。

 

県環境共生課は「取り組みが定着した。参加前に比べて20%以上削減した学校もあり、大きな効果が出ている」と手応えを感じている。

 

同議定書は06年度に学校を対象にスタート。08年度から事業所も参加している。各団体が削減目標と取り組み方法を明記して知事と締結し、毎年9~10月の2カ月(事業所は任意で最長6カ月)の結果を報告する。

 

削減量は▽電力1キロワット時の節約で0・56キロ▽水道水1トンで0・58キロ▽ガソリン1リットルで2・3キロ--などと計算される。

 

今年度は、学校部門で774校(前年度比93校増)が参加し、672トン(同185トン増)削減した。基準年度(各校原則05年度)からの平均削減率は9・1%(同1・2ポイント増)に伸びた。

事業所は1922(同147増)の参加で、基準年度に対し9万6870トン(同8万9274トン増)を削減。いわき市の「いわき大王製紙」は廃材再利用のバイオマスボイラーを導入し、約8万トン削減した。他事業所でも排出量の少ない設備への転換が進み、平均削減率は32・6%(同27・0ポイント増)。景気低迷による生産の縮小も影響した。

県全体の排出量は年間2083万4000トン(07年度)。同議定書による今年度の削減実績は、二本松市に相当する1万8232世帯が1年間に排出する量に匹敵するという。

県は優秀団体への表彰を毎年行っている。今年度は国の「エネルギー教育実践校」に指定されている郡山市立多田野小など6校と3事業所が最優秀賞に選ばれた。表彰式は22日に福島市の福島テルサで行われる。


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 ◇今年度の最優秀賞受賞団体と主な取り組み◇
 ◆神愛幼稚園
 プールの水を空のペットボトルで温める
 ゴーヤなどを植えて緑のカーテン
 ◆郡山市立多田野小学校
 校内放送で節電、節水の呼びかけ
 休み時間に各教室の見回り
 ◆西会津町立西会津中学校
 マイはし・マイボトル推進
 文化祭で電気使用量などの展示・啓発
 ◆県立いわき総合高校
 昼休みの一斉消灯
 クラス対抗のゴミ減量コンテスト
 ◆県立盲学校
 使用済み点字用紙やコーヒー豆のリサイクル
 ◆専門学校WiZ国際情報工科大学校
 実習用燃料に廃油再生のバイオディーゼル使用
 屋上緑化
 ◆クリナップいわき事業所
 C-Biz(省エネで仕事しやすい服装)呼びかけ
 ◆いわき大王製紙
 廃材などを利用したバイオマスボイラー導入
 ◆アメニティいわき
 業務車にデジタルタコグラフを導入、エコドライブ推進

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