世界最大規模のバイオ燃料の精製工場が、英ティーサイドのウィルトンで公開された。
この巨大工場を設立したEnsus社は、2009年12月末の生産開始を予定している。
2億5000万ポンドをかけた新工場では、小麦から輸送用燃料や飼料などが精製される。
同社は、すでに石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルと、輸送燃料用に年間4億リットルのバイオエタノールを提供する10年契約を結んでおり、新工場に関連して新しい雇用も多く創出される予定だという。
工場が年間に消費する小麦の量は、英国の小麦年収穫量の約10分の1に相当し、輸出に向けられる余剰分を超え、英国は史上初めて、小麦の輸入国に転じる可能性があるという。
英国政府は再生可能輸送用燃料導入義務制度(RTFO)のもと、2011年までに自動車燃料の5%をバイオ燃料にするとしていたが、現在は2014年までと定めている。
この決定の背後には、EU諸国のバイオ燃料の需要が、途上国のみならず、EU自体の食料自給も危うくする恐れがあることなどが挙げられている。

