菜種油の廃油をディーゼル燃料(BDF)にする製造施設も4月に稼働を始め、トラックなどの公用車の燃料として使用されている。
遊休地を使い菜種を栽培して食用油を作り、その廃油をディーゼル燃料(BDF)化するのが構想の大きな柱だ。
ディーゼル燃料(BDF)の使用量はまだ少ないが、将来はすべてのディーゼル公用車や民間委託しているゴミ収集車、農業機械の燃料として活用することを目指している。
バイオマスとは、太陽エネルギーと水や土といった自然を使って生物が作り出したさまざまな資源のこと。市町村がこのバイオマスの総合的な利活用システムを構築するのが農林水産省の「バイオマスタウン構想」。
県内では平成20年に同市が初めて特定非営利活動法人(NPO法人)のアサザ基金(飯島博代表理事)と協働で構想を策定した。
同市の遊休農地は、農業従事者の高齢化や担い手不足から農地全体の2割強に当たる約440ヘクタールに上っている。
同市井ノ岡町にある7・6ヘクタールの遊休農地では草刈りなどをして畑に戻し、20年10月に種をまいた。
今年6月には1万3700キロの菜種が収穫され、その菜種を搾って4480リットルの菜種油を作り、学校給食用として市内の小中学校12校に配布した。その一部は廃油としてすでに回収が始まっている。
一方、今年4月には牛久クリーンセンター(同市奥原町)に1日当たり200リットルの製造能力をもつBDF製造施設を約2千万円かけて建設。
11月末現在で、学校に配布した菜種油の廃油を含め、一般家庭や事業所からの廃油計2万1400リットルを回収した。
「BDF化すると劣化してしまう」(同課)ため、精製されたBDFは1万リットルだが、トラック公用車やゴミ収集車など13台で使用しているという。







